2010/1/23 栃木県茂木町見学ツアーに参加してきました 

1月23日土曜日に、銀座ミツバチプロジェクトの監事である大越さんが企画した栃木県茂木町見学ツアーに参加してきました。

 
 

名 称

銀座ミツバチプロジェクト

住 所

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茂木町は毎年「ファームエイド銀座」にもご参加いただき、その他の様々なプログラムにもご参加いただいています。こうしたご縁から、当会メンバーもたくさんご一緒していただきました。

茂木町は、全体に平場が少ない傾斜地が多く、しかもかつて3万人いた人口が現在は15,500人と人口の減少が続いています。途中、いくつかの耕作放棄地も見えています。

しかし、こうした厳しい環境であっても、知恵を生かし棚田オーナー制で都会から多くの皆さんを呼び込み、綺麗な美しい田んぼに復活していました。

菜の花の葉に止まっていた西洋ミツバチ

菜の花の葉に止まっていた西洋ミツバチ

地元の会長さんから、最初は何も無い場所と思っていたが、都会の皆さんは、「これが良いんだ!」と、シーズンには多くの皆さんが田んぼに入って、田植えから草取り、刈り取り、ハサ掛けと、とても賑やかな田んぼに生まれ変わったと目を細めて仰っていました。

勿論、できるだけ有機で除草剤を一回しか使わない減農薬の田んぼなので、美味しい安全なお米が採れて、夏にはホタルが飛んでいる風景が広がるそうです。
丁度、説明を受けている最中に、冬にもかかわらず近くの養蜂家の飼っている西洋ミツバチ達が何匹も飛来していました。
ホタル、ミツバチと環境指標になる生き物達が生きられる、安全な田んぼを実証してくれていました。

その後、竹原地区にお邪魔して地元のお母さん、お父さん達の皆さんから餅つきなどのおもてなしを受けて、地域の皆さんの美味しい手料理で楽しいお昼をいただきました。

食事を頂戴した後、今回の見学ツアーのメインでもある町の堆肥センターにうかがいました。
当初、畜産の牛糞などを処理するために国、県、町からの予算10億円使ってこのセンター(美土里館)を作りました。
多くの地域でもこうした堆肥センターを作っているのはご承知の通り。しかし、このセンターがとてもユニークなのはその仕組みです。

地域で出る牛糞など一日13トン、地元の生ごみ(とうもろこしから出来たゴミ袋)2トン、それに間伐材や竹林などを処理したものが5トン、合わせて一日20トンを処理しています。

しかし、より早く堆肥化処理するために、里山の落ち葉(キノコ菌などがふんだんに入っていて早く堆肥化する)を地域の住民の皆さんに集めてきていただき、これをセンターで20キロ/400円で購入しています。
一人平均20袋、およそ8,000円が収入となり、お陰で冬季の貴重な収入となっているそうです。

近隣の里山がとても綺麗に…

近隣の里山がとても綺麗に…

今までは、地元の森林組合に税金を使って里山の整備をしていただいていたものが、今では地元の皆さんが山に入って落ち葉を集めるためにすっかり綺麗な里山の風景が復活しています。

更に、地元の会長さんが仰っていたことは、今まで冬は炬燵に入ってお茶を飲んでいたのが、皆さんチームを編成して山に入ることでとても元気に健康になったと仰ってました。

その結果、とても良い堆肥ができて、この堆肥を生かして地域内で美味しい農作物が出来るだけでなく、地域外でもこの堆肥が売れるようになってきたそうです。

人口減少に悩む地域の問題を、地域の皆さんのアイデアや努力によって様々な形で顔の見える関係を作りながら、棚田や堆肥センターであっても、地域の経済が動いていく、そんな仕組みを作ったことがとても感心させられました。

この地域の皆さんが、次はミツバチを飼いたいと夢を語っていたとき、些少でも私達”銀座ミツバチプロジェクト”が多少でもお役に立てる時が来るのでしょうか・・・

2010.02.10