株式会社スワン 海津 歩 代表取締役社長 

中央区で最も成功している社会福祉事例と言われるスワンの海津社長より


『銀座ミツバチプロジェクトは4つの社会貢献』
地産地消・屋上緑化・コミュニティ・発展都市間交流

 

名称

株式会社 スワン

住所

東京都中央区銀座2丁目12番15号

電話

03-3543-1067

関連情報

銀座ミツバチプロジェクト

スワンは、ヤマト運輸の元会長・小倉昌男が個人資産で財団を作り、障害者の何らかの形のアシストが出来ればと始めた事が元々のスタートです。 障害者の働く会社が売れない商品ばかり作っている実情を知り、全国の作業所の人達に、「売れる商品つくりなさい!」というセミナーを行っていました。 そんな中、アンデルセンの高木ベーカリーさんと出会い、生地提供のお話を頂いたんです。 実はパン屋は重労働なんですが、お客さんの前で出来る明るい仕事で、毎日リピーティング出来る。 そこで「パンで行こう!」となりました。そして銀座の1号店を98年につくり、現在は全国に27店舗、300名の障害者のスタッフ、内70%が知的障害者となっています。

スワンのコンセプトは、障害者だからと人の善意に期待せず、あくまでも商品力で勝負してきながら、経済的に自立しようというもの。
障害者の商品こそ高品質でなくてはいけないと思っています。

品質勝負だから、商品が売れることでうちの障害者スタッフも潤ってハッピーになり、世の中もハッピーになる。売り手よし、買い手よし、加えて、社会よし、の三方よしです。 実業として障害者を雇用するだけでなく、全国の作業所とも繋がる方法などの開発も含めながら、事業展開をしています。 昨年は野菜を販売する会社を吸収合併して、八百屋も始めました。パンよりも、じゃがいもたまねぎの方が需要がありますから。八百屋をやることによって、農協市場などもこの1年勉強させてもらっていました。

実は八百屋を始めたことが、銀座ミツバチプロジェクトに繋がったんです。日本の社会企業の取り組みを発表する為日韓会議に参加した時に、隣に居たのが副理事の田中さんでした。そこで、話をしていたら、やっていることが似ていると感じ、コラボレーションさせて頂くことになったんです。

ハチミツ商品はベーカリーでラスクとはちみつパンを売っています。アンデルセンでは本来こういうレシピの開発はしないんですが、無理言って作らせてもらって、非常に好評で売れています。6月からナチュラルローソンの築地東劇ビル店でもはちみつパンを扱ってもらっています。

ミツバチプロジェクトは、農業生産法人を立ち上げて、福島市の農地を借り受けましたよね。スワンでは、ヤマト運輸の基盤を活かして、物流のシステムも組めますし、八百屋の商売も始めていますので、その基盤にのせることも出来ます。立ち上げの時が一番大変なので、僕としてはスターターキットになれればと思っています。品質改良を進めてもらってミツバチブランドを確立してもらう間、少しでも出来たものはうちが買い取ってやっていけたら良いんじゃないかな。更に本当に良いものが採れてきたらアンテナショップ的にカフェを使ってもらったり、ブランディングのひとつとして使ってもらい、その間にいろんなプロモーションしてもらえればとも考えています。

社会企業ってのは「あったらいいなしてほしい」ってことをやるものだと思っていて、それを持続させて当たり前にすることがゴールだと思っています。 さらに大事なのは、働く人の心の満足。どんなにいいことしていても、しかめっ面してやっていたら広がらないんですよね。そこがミツバチさんとも繋がってくるんだけど、人に感謝されたり喜ばれるから続けられる。みんなが楽しんてやっている事が大切です。
僕自身はミツバチプロジェクトを自分なりに4つに整理していて、4つの社会貢献なんだっていう風に捉えています。地産地消・屋上緑化・コミュニティに発展・都市間交流です。
そしてミツバチプロジェクトのやっていることも、社会企業だと思っているのでお互いがんばって、スワンでの事業体系もミツバチプロジェクトもあたりまえの世の中にして行きたいなと思います。 スケールアップではなく、現在やっていることを超えていくスケールアウトをして行きたいですね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
株式会社スワン 代表取締役社長
海津 歩
2005年ヤマト運輸の故・小倉昌男氏の遺志を継ぐ形で株式会社スワンの代表取締役に就任。社会起業向けの講演を各地で行う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー