2012/3/21 ナイルレストラン2代目オーナー G.M.ナイル様 

歌舞伎役者の皆様のオアシス、銀座で50年続くカレーレストラン「ナイルレストラン」のG.M.ナイル様より


成功の秘訣は、原点にあり。

 
 

名称

ナイルレストラン

住所

〒104-0061 東京都中央区銀座4-10-7

電話

3541-8246

インド料理専門店[ナイル レストラン] 代表 G・M・ナイル

 銀座4丁目にあるインド料理専門店[ナイルレストラン]は、日本初の本格インド料理店。「私が、まだ小学生の頃、政治運動しか知らず、商売をしたことのなかった父が、戦後、家族を養うために母といっしょに昭和通りのこの場所でインド料理店を始めました。それから、親子3代にわたり、62年間ずっと今と同じ場所で営業を続けています。小さいころから店に出入りしていた私にとって、銀座は、子供の頃からの遊び場。銀座を愛する思いは誰にも負けません。」と語る二代目G・M・ナイル氏。

現代表である二代目G・Mナイル氏が、6年前に、銀座ミツバチプロジェクトを始めると聞いた時は、「銀座でハチ?何を考えているのか!」と思ったけど、実際に始まってみるととんでもない、何てすばらしいと思うようになった。昆虫を増やすことは、「自然をこよなく愛する。」というすばらしいこと。ビルのてっぺんで、畑をつくっている人は昔からいたけど、銀座で、ミツバチを飼うという発想がユニーク。しかも、それを初めにやったのがスゴイ!
 ミツバチは、花がいっぱいの皇居などにも飛んでいくから、銀座でも飼える。銀座のビルの屋上で採れたハチミツは、カステラなどにして、銀座のデパートで買えるようにするアイデアもすばらしい。これからも初心を忘れず、原点であるミツバチを続けながら、ミツバチだけでなく、どんどん新しいことにチャレンジしてほしい。

 翻って今、この店のことを考えてみると、ここまで愛され、成功した理由も、初心を忘れず、原点を大切にしてきたから。ナイルレストランの原点は、「日印親善は台所から」という創業者である父の思い。その思いは、今も代々受継がれている。ナイルレストランの創業者であるお父様のA・M・ナイル氏は、インド南部に生まれ。高校在学中からインド独立運動に参加。日本に留学し、京都帝国大学を卒業。1984年には、インド独立運動の功績が認められ勲三等瑞宝章を授与されている。日印平和条約締結後も日印親善に大きく貢献された方だ。
1949年(昭和24年)に父がお店を始めた当時、昭和通りは、GI、軍人、テキヤばかり。夜は、今のようには、とても歩けなかったと聞いています。今回の東日本大震災では、亡くなった人も多く、とても悲しいことです。しかし、戦争で亡くなった人の数は、もっと、もっと多い。仏教にも49日があるように、復興することこそが供養。みんなで暗くなって、悲しんでばかりいてはいけない。戦後の日本が、カンカン娘の明るい歌声をきっかけに急速に復興したように、これからの日本を明るく盛り上げるためにも、銀座は、絶対に暗くしてはいけない。銀座4丁目の灯りはぜったいに消してはいけないのです。戦後の日本は、銀座を中心に、世界中から、いろいろなモノが集まり、日本中に広がっていった。銀座から、広がったんです。それを忘れてはいけない。それこそがこの街の原点。街も、人も、原点を大切にしてこそ、その先に発展があるのだから。 (1229)