3月26日 「ミツバチ目線の災害緊急支援決起集会」 銀座紙パルプ会館3階
作成:藤原愛弓
議事録用
■スケジュール
13時 主催者あいさつ
13時10分 緊急報告
14時 応援メッセージ
14時30分 ミツバチ見学会
―高安
地震により仙台の青葉通りなどでも大きな被害。仙台ミツバチプロジェクトの方からのメッセージを読んでほしい。
われわれ銀座ミツバチプロジェクトなどもできるところから支援を始めている。なんとか災害支援をできないか。福島は原発の問題が。
我々銀座ミツバチとおつきあいしている方々の現状、何ができるのか。世の中これからどうしていけばいいのか、を都市から農業フォーラムで話し合いを行っていくプログラム。時間は短いが屋上ミツバチ見学会も。
今回の趣旨・・・我々ができることは何かを考えながら参加し、実践してほしい。会場からも手を挙げて発言してほしい。こういう時だからこそ、意気消沈せず、元気に。農産物の風評被害がひどく、まったく売れない。今はかきいれどきのはずなのに・・人々がお金を使わず、被災地にもお金が届かない。茨城の農産物がまったく売れない。ミズナが100箱でても1kg1円でだれも買わない→廃棄処分か。報道で規制値以上の値が出たものを無理に食べる必要はないが、福島、群馬の農作物がだめだ、ではなく消費者の我々がしっかりとした情報を持つことが大切。ヨウ素で大騒ぎする→きちんと情報さえ持っていれば風評被害や買い占めもないはずである。ネットの情報などに惑わされず、自分で考える力をつけましょう。
養蜂家の皆さんを支援する仕組みづくりを。できるところの支援(養蜂家が養蜂家を支援する仕組み)を考えてほしい。藤原さんからのメッセージ
会場の皆さんからも積極的なメッセージを。
―藤原
日本在来種ミツバチの会会長藤原誠太です。今回このような大きな災害にあうことは、予想外だがいつかはあると思っていた。今回は以前起こってきた津波をはるかに超えている。災害は予想上のことがおこる。東京で地震に遭った。甲府と福井で集会があるはずであり、その直前。帰らなければ、と思ったが情報もなく、電車もまったく動かない。翌日帰れないことがわかり、南のほうにいった。南のほうはほとんど被害がない。南の人々は心配するが、経済活動もしなければならない。電話は全然ダメ。ショートメールはつかえた。養蜂を行ったりスズメバチを退治している経験が役に立った。養蜂から、先にあることを読むことができないこと、絶対的なことがないことなどを学んでいた。養蜂家はそのような思考ができ、あの手この手で先を読めるようになる。盛岡についたら電気は回復していたが、ネットはつかえない。全体の仕事ができなかったが帰宅3日で使えるように。
海のほうにハチを置いている人。大船渡や山田。川のそばにハチを置いていた。半分くらい西洋ミツバチが流されてしまった。浪江では、全滅してしまった可能性も。海の水も汽水域であればハチは舐める。だから海のそばに置いているが、今回の災害でだめになった可能性も。先のことを考えるのは難しい。盛岡は皿1枚割れていない。しかしまったく壊れていない状態でも何もできない。トラックは来られるはずだったのになかなか来ない。なにか内陸から沿岸の100㎞のあいだで交通の便が回復しない理由があるのではないだろうか。
海外からミツバチの団体を助けたいとの申し出も。盛岡はこれから宮古などいろいろな人々を受け入れをしていかなければいけない可能性も。テレビで見ていても、本当のことはわからない。養蜂はこれからはエサもやらずに夏まではやっていけるが、ハチミツと牛乳とビタミンさえあれば何か月も生きていける。しかしハチミツを買い占めている人は現在いない。福島原発はもう使えない可能性がある。生活そのものを変えていかなければならない。国はじわじわと小出しで情報を広げて暴動を防いでいるが、トップダウンそのものが現在狂っていると感じた(実際にいろいろと回ってみて)
農薬やたばこのほうが、放射能より害があるかもしれないのに、全然ニュースにならない。薪ストーブなどを考えなくてはいけない時代が来るのではないだろうか。養蜂はすぐにでも最低限自分たちの食を支えられる。植物はいつでも蜜を出している。森は海の恋人の畠山さん「海は津波の後ものすごく生産性が上がっていく。カキなら2倍くらい。海も復元力がある。ハチが地震前に飛ばなくなる。巣が落ちないようにするため。女王を守るために巣にこもる。地震終わったら外に出てくる。阪神淡路大震災では箱ごところがってだめになった。屋上は地上よりも揺れるから用心が必要。仙台ミツバチでは部屋はめちゃくちゃだったが、倒れていたものを起こしたら今は普通に活動している。巣枠式にしていたおかげで巣も落ちることがなかった。ミツバチが地震で逃げ出して人に被害を与えてしまった、では大変。
日本養蜂はちみつ協会(法人)・・・・日本在来種ミツバチの会は同好会であるが。はちみつ協会は国からの支援がある可能性がある。在来種ミツバチの会もネットワークを利用して情報を得てほしいとおもう。在来種ミツバチの会としては、役員会で災害支援をしていくことを早急に考えたい。(たとえば壊れた巣箱の支援や、会費免除などか?)起きることを事前に考えて、対策を練っていく必要がある。1000年に一度の災害、と甘く見ずに、考えて対策をとっていくことが必要である。
―高安
ヤンマーが中心になって大阪の梅田でミツバチ飼育。新しい自然との共生をアピールする場を。渋谷でもミツバチプロジェクト。→今日は忙しく来られなかった。
3月8日に社団法人結成。各地域のミツバチプロジェクトが参加し、交流の場として行っていけるようにするため、また趣味と専門でトラブルが現実に起きているため、お互いにルールを作り共存できるような仕組みを作るためにネットワークづくりをするために設立した。
―田中
今日は本当は中止する予定であった。いろいろな行事が自粛中止されているが、皆さんと顔を合わせて情報交換すると知恵が生まれ、なにがしかの形で動き出すきっかけになればと思う。ビルのオーナーとして、ロッカーが倒れたりなど大変であった。
こんな時に活躍しなければ意味がない!(医療法人の人から言われた)飴玉一つでいいから送ってくれ!
行政が動けないなら自分たち自身で動けばいい。スワンさんにハチミツラスクを頼んで送ってもらった。せんべい2500袋も届けた。
福島から連絡が入り、みんなきのみきのまま避難してきて何千人も集まっている。物がまったく届かない。何とかしてほしい。
ミツバチプロジェクトの知り合いの倉庫に物資を送った。そこから必要なところに送ってもらう。送った桧原村の味噌なども炊き出しで使ってもらった。
銀ぱち募金なども始めた。赤十字は顔がみえない。皆さんからもらった募金にはメッセージをいただいている。メッセージも一緒に福島に届けたい。私たちの気持ちが被災者の人の心も支えるようにしたい。現在40万円くらいたまっている。これらをメッセージとともに届けたい。
なにかの形で協力したい。今このような状況であるが、復興をどのような形で支援していけるのか。3~4月は募金、物を送る。福島や茨城の野菜をファームエイド?かなにかで(福島葉っぱ祭り )みたいな形で地域だけではもう解決できい風評被害などを解決に向けて出発する手伝いをしたい。街とつながることで再び物流が動くようになるのではないか。また知恵を出し合いながら、やっていきたい。福島は放射能があるから危ないんじゃない、というイメージが定着する恐れも。過敏に反応するのではなく粛々と次の段階に進んでいく必要がある。このような厳しい中ではあるが、まったく新しい価値を生み出せるかもしれないような仕組みづくりがここ数年のうちにできるかもしれない。それをミツバチの根とワークを通して新しい形で作っていきたい。この後は各地域の皆さんの思いなどを語ってもらいます。
―谷口
江古田ミツバチの谷口です。武蔵大学屋上で2箱から始めた。実際にいろいろやっていると何とかしたい、という思いがある。「ハチドリの一滴」のようにできることをやっていくことが一番大切。政府は大きくやるが私たちは小さくでもやる。我々はミツバチの立場からやっていくことが大切では。
原子力は危険、お日様発電の応援もしている。
応援の仕方→①身の丈に合った応援。②志に遭った応援をしていきたい。③持続的に顔の見える応援をしたい。ミツバチを通して困っているミツバチ関係の方々を支援していく。ミツバチのハチミツがあれば3か月くらい生きていける、というシステムがあちこちにできる。ささやかでも、皆さんが困っていることに直接役に立つような支援を。日本中にミツバチネットを作っていければいいのでは、とおもう。江古田ミツバチの立場から少しでも役に立てればと思う。
―名古屋ミツバチ松良
まるはちプロジェクトです。名古屋も相当揺れた。ハチを飼っているビルから工事現場のクレーンがしなっているのを見た。日々災害の大きさに驚くばかりである。しばらくはアクションを起こしていなかった。まだ1年足らずのプロジェクト。東北とはどうしても離れているためなかなか実感がわきにくい。正しい情報が届かないため、感覚的に不安になってしまっている人が多い。被災しなかった名古屋からできることは、間違っていること(情報)を正しつつ、経済活動をきちんと継続していくこと。
まるはちプロジェクトであつめた募金を銀座に送る。また、お菓子を送ることも考えている。小さい羽音ではあるが、遠くに向かって羽ばたきたい。
―高安
いろいろな地域から集まっていただいたから茨城の鹿島ミツバチプロジェクトよろしくお願いします。
―鹿島 中川
まだ十分な組織づくりできていないプロジェクトではあるが、ビルの屋上で2群、日本ミツバチを捕獲もして初めて行きたいと考えていた。しかし3月11日に被災してしまった。ネットワークを活かして何かをできる組織を作っていきたいと考えている。このようなときに何かができる団体にしていきたいと思う。
―札幌ミツバチ 田岡
去年セイヨウ5群からスタートしていた。今年は15群くらいにしたい。物的被害としては数十億円くらいの被害があった(北海道)。自分たちでやれることは、小さなことでもやっていきたいと思う。
―渡辺英夫
アピモンディアの顧問をしているが、日本の養蜂家にむけてなにかやれることがあればやってくれるというメールが送られてきた。70か国が集まってできたのがアピモンディア。アピ=ハチ モンディア=国 同じハチの仲間としてぜひ応援したい、と言ってくれている。
―藤原
・放射線は活性酵素・・・活性酵素にローヤルゼリーが有効であるというデータが出ている。活性酵素を抑えてくれる。薬事法に触れるのであまり言わないが、ハチミツと一緒にして塗れば火傷にも効く。
・賞味期限が少し切れただけで食料品を捨てるのはもったいない。1年以上もつものに関しては、基準を緩める必要があるのでは。牛乳だって捨てれば環境汚染。
ミツバチの保険・・・誰かが刺された場合などに使えるものが必要。海岸沿いに対する蜜原植物の寄付も必要なのでは。
―高安
銀パチ募金の案内も入れている。福島赤十字に送っている。よろしければよろしくお願いします。あるもので、送れるものがある方はよろしくお願いいたします。応援メッセージをかく紙を配布するので、記入をよろしくお願いします。本日はありがとうございました。