2007年12月15日

「銀ぱち」に兄弟が誕生!?

12月6日、「銀ぱち」のメンバーは、品川区にある中延商店街に呼ばれました。

中延商店街は半径700メートルの商圏内に約9,760人という多くの高齢者が住んでいます。このことから、商店街では「高齢者にやさしい街づくり」を目指していました。

この中延商店街において、商店街と街の活性化に取り組んでいるのが、NPOバリアフリー協会の沢田さんです。

沢田さんは、街の活性化のために色んなことに取り組んでいました。
「街のコンシェルジュ」
地元の高齢者のちょっとした困りごと(電球の交換、庭木の手入れ、軽修理、買物補助など)を有償ボランティアが支援する仕組み。それぞれ登録制。その対価は区内共通商品券で支払われる。
「楽習教室」
商店街の個店で扱っている商品を使った料理教室、美容教室、健康教室のことで、専門知識を持つ講師を派遣し、参加者の生活に役立つ知識を身につけてもらい、商店街の各店舗の更なる利用を促し来客増を図る。また教室における参加者リサーチを商店街の活性化策に繋げる。参加者同士の交流も深めてもらい、その場として街中サロンを活用してもらう。講師は、主に定年を迎える団塊の世代にお願いし、地域デビューのきっかけとしてもらう。
※中小企業庁:がんばる商店街77選より抜粋

街の活性化に様々なアイディアで取り組んでいる沢田さんが、「銀ぱち」メンバーを商店街に呼んだのには、目論見がありました。
 そうです。沢田さんの思いは、商店街でミツバチを飼い、商店街発の商品を創り出すことにより、街と人を活性化したいというものです。
 銀座における活動をモデルに、他の地域においてもミツバチを媒体としたまちづくりが始まったのです。中延商店街は、「銀ぱち」の兄弟のような存在になることでしょう。

養蜂を予定しているビルの屋上に上ると、そこは建物が密集する地上とはことなり、広く視界が開けた空間となっており、水中から水面に顔を出したときのような印象を受けます。
 屋上も紙パルプ会館よりも広いぐらいの印象で、養蜂をする空間は十分です。
 商店街周辺に緑が少ないのが気がかりですが、中延で養蜂に関わる方達がミツバチを通じて緑が少ないことに気づき、環境を変えていくきっかけになるのではと期待しています。
 銀座と中延、立地する環境は異なりますが、街の新たな価値の創造と、環境と一体となったまちづくりは、両者に共通したテーマです。
 「銀ぱち」と中延、これから協力して取り組みを進めたいですね!

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