2008年07月22日

越中島の分蜂

本日も分蜂したと連絡が2件入る。
お客さんと食事中だったので、電話が通じず、事務局の山川さんは盛岡の藤原さんに電話して相談。
後ほど藤原さんから「田中さん、江東区の砂川に分蜂救助に出動できますか?」との問いが・・こちらは、無理なので横浜の養蜂家H氏にお願いする。

もう一方は、同じ江東区の越中島3丁目のマンション管理事務所から連絡受ける。
こちらの状況は、既に群が固まっているとの説明を受けて、巣箱に蛹のいる巣枠を入れて早速出発。

到着するも、10階以上の建物がいくつもある464棟の大きなマンション群。
漸く管理事務所を探して到着を伝えると、担当の方から「1号棟3階角部屋の換気扇の上だからこの脚立を使って下さい」と渡される。

一人で来て、巣箱を持って脚立に上り、果たして上手く回収可能できるか?

出向くと、そのお宅のお子さんが部屋で勉強中。「ミツバチを回収に来ました、、」と伝えるも、一瞥して全く関心なく机に向っている。

同じフロアーの別の住人のおばさんが通りかかり「何しているんですか?」と問われる。
それもそうだ、サラリーマン風の男が、脚立に上り、網の着いた麦藁帽をかぶり、木の箱とブラシを持って風呂場の換気扇の中を覗いているのだ・・・

我ながら、どう見ても怪しい!!
「ミツバチを助けに来てるんですよ」と答えるも、おばさんは怪訝そうに通り過ぎる。

一気にミツバチをブラシで巣箱に入れて無事回収。しかし蒸し暑くて汗で前が見えない中、準備から回収までの1時間。流石に疲れる・・

会館屋上に連れてきて、巣箱入り口を開けると、恐る恐るミツバチたちが数珠繋ぎに出てくる。疲れていても、彼らが駆除されずにこうして命をつなぐことができた瞬間、ふっと疲れを忘れる。

銀ぱちを応援する